あらすじ
「俺には剣の才能も、魔法の素質もない。だが――異常を見抜く眼と、人を守る覚悟だけは、誰にも負けない」
施設警備員の桐生誠一(38歳)は、不審者から子供を庇い命を落とす。目覚めた異世界で与えられたのは、戦闘には役立たない「観察」と「危険予知」のスキル。剣も魔法も使えない男が、警備員として培った技術と心構えだけで、迫りくる魔王軍の侵攻から王国を守る。
詳細版(400字程度)
大手警備会社で15年間、施設警備員として働いてきた桐生誠一、38歳。ある夜、巡回中のショッピングモールで不審者がナイフを振り回す事件が発生。逃げ遅れた子供を庇った誠一は、致命傷を負って命を落とす。
目覚めた先は、剣と魔法が支配する異世界。神から与えられたスキルは「鷹の眼(観察強化)」と「予兆感知(危険予知)」――戦闘には全く役立たない、地味な能力だった。
冒険者ギルドで門前払いを食らい、傭兵団からも相手にされない。しかし誠一は腐らなかった。15年間培ってきた警備員としての矜持が、彼を支えていた。「俺の仕事は、敵を倒すことじゃない。人を守ることだ」
やがて彼は、王都の城門警備という「最底辺」の仕事に就く。だがそこで誠一は、誰も気づかなかった魔王軍の工作員を見抜き、大規模テロを未然に防ぐ。それは、異世界の常識を覆す「守りの英雄」誕生の始まりだった。
※この物語は小説家になろう、カクヨムで掲載されています。