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32歳、映像編集の下請け・黒川悠真は、深夜に枕元の電子書籍端末で恋愛漫画を読み続けていた。 すると由比ヶ浜のデート、花火の夜、手をつないだ感触――ありもしないはずの“初恋の記憶”が、なぜか自分の思い出として流れ込みはじめる。 ログにも写真にも残らないのに、幸福だけは妙に本物だ。記録を扱う仕事のはずの彼は、記憶にだけ存在する彼女「結衣」に引きずられ、十年ぶりの同窓会へ参加を決める。 そこに待つのは、救いか、それとも上書きの完成か。 「記録にない恋」が、俺の人生だけを都合よく塗り替えていく。
赤信号を無視して道路に飛び出した梨世は、車にはねられて今生を終える。せめて来世では幸せになれますように−−そう願って生まれ変わった先は、ちょっと変わった国だった。 前世の記憶もちのリヨンは、はたして普通の幸せを手に入れることができるのか?