あらすじ
——————————————
『九魂龍の狐ー終わらない願いー』
星歴9999年。
大陸を走る霊脈の光は、いまも星の命を脈打たせている。
人々は神のような存在――九体の神獣天人に護られ、平穏な日々を享受していた。
その第九席、《龍》の名を継ぐ少女、九龍アスハ。
骨の尾を持つ彼女は、どこにでもいる“ちょっとおバカで、お人好し”な狐の妖。
仲間と騒ぎ、幼なじみをもふもふし、ささやかな日常を笑って過ごす。
――けれどその尾の奥底には、誰も知らない“もうひとつの声”が眠っていた。
小さな異変。
夜空の乱れ。
星の光が一瞬、呼吸を止めたとき、世界の理が音を立てて揺らぎ始める。
星を喰らう災厄《ソウル・イーター》、揺らぐ霊脈、そして「星の意志」の囁き。
少女は知る。――助けたいと思うことが、時に世界さえ動かすのだと。
“何をやってもダメな時はダメ”
“けれど、結果を変えるのは意志の力”
日常と異変の境界で、アスハは今日も走る。
もふもふのために、そして――誰かを救うために。
——————————————