あらすじ
筆の跡に滲むのは、美しさか、それとも業(ごう)か。
本作では、日本美術の傑作をテーマに、その奥底に眠る「人の業」を詩とエッセイで紐解きます。
炎に吸い寄せられる、逃れられない「性(さが)」
藤の花に絡みつく、燃え上がるような「嫉妬」
死にゆく瞬間の、剥き出しの「生命力」
あるいは、遊び戯れる子犬の「無垢」──
横山大観から速水御舟、菱田春草まで。
天才たちが命を削って写し取ったのは、時代を超えても変わることのない「人間」そのものの姿──
静謐な彩りのなかに、あなたの「本当の顔」が隠れているかもしれません。
ようこそ。筆が描き出す「人間」という名の迷宮へ。
(※note、NOVELDAYS、個人ブログにも同作品を投稿しています)