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深夜二時、スマホに届いた着信。 表示された番号は、「00-0000-0000」。 通話の向こう側は、一〇〇年前の焼け跡に生きる青年・正一だった。 バッテリーが減るたびに、浸食されていく現在。 そして刻一刻と迫る、一九四五年三月十日――東京大空襲。 ――「一〇〇年後の君へ、最後の一パーセントを贈ります」 断線した黒電話と、残り1%のスマホ。 物理法則が壊れた世界の果てで、二人が交わした約束とは。
ある冬の日。 男は別れた妻の部屋を訪れる。 そして、二人が一人息子と三人で暮らした時に聞いた思い出の風鈴の音が、男の記憶を呼び覚ます。