あらすじ
これは、傷だらけの少女たちが、互いの喉元の光を掴むまでの物語。
東京の私立高校に通う浅川令夏は「いい子」だった。毎日、学校と塾の往復。唯一の趣味は、自分を傷つけること。
ある日、彼女は街でチンピラに絡まれる。逃げようとは思ったが、どうでもよかった。家に帰れば、母親の冷たい言葉。自分の部屋で、彼女は机の上のカッターを手に取る——鎖骨に一筋の傷を刻む。痛みとともに、奇妙な満足感が訪れた。
学校では、軽井と結城という親友がいる。彼氏の山崎もいる。でも、どれも本当の自分じゃない。
転機は、椎名千賀(しいな ちか)という少女との出会いだった。椎名は浅川の弱みを握り、彼女を空き教室に呼び出す。食べ物を無理やり口に詰め、水を注ぎ、傷口をなぞる——椎名の行為は残酷で、どこか優しかった。
「私を壊して」
浅川がそう言ったとき、二人の関係は反転する。傷を与え合い、慰め合う、誰にも理解できない繋がり。
――本作は中国語で書かれたオリジナル作品です。日本語版準備中。