あらすじ
天界を蹴散らした魔王が恋をしたのは、ふわふわアホ天使でした。
魔界最強にして冷酷無比──と呼ばれてきた魔王ルシアン。
情を持たず、敵も味方もただ“駒”として扱ってきた彼は、
千年続く天界との戦争を淡々と続けていた……はずだった。
ある日、魔王城の天井をぶち破って落ちてきたのは、
ふわふわで、アホで、なぜか自信だけは満々の天使セラフィナ。
「だめですよ魔王さまっ、いまの顔、悪い子の顔してました!」
敵なのに、まったく怖がらず、
敵なのに、謎の上から目線で叱ってきて、
敵なのに、羽を折って帰れない。
その日から、魔王の“静かな日常”は音を立てて崩れはじめた。
少しずつ、ほんの少しずつ──
魔王の中に芽生える“情”のようなもの。
やがて魔王は決意する。
天界単独突破。
数百人の天使をなぎ倒し、神殿までたどり着き、
最高神デウスの前に膝をついて告げる。
「娘さんを、俺にくれ。……お義父さん」
戦争中だろうが関係ない。
世界の均衡が揺らごうが知ったことではない。
魔王が選んだのは、ひとりの天然天使との“日常”だった。
最強魔王 × ふわふわ天使 × 堅物神(父)。
バトルあり、ギャグあり、時々しんみり。
──これは、世界を揺るがす恋の物語。
カクヨムさんでも連載中です。