あらすじ
両親が長期出張で不在のあいだ、大学生の主人公は自宅の庭に奇妙な物体が墜ちているのを発見する。
それはどう見ても宇宙船だった。
だが船内にパイロットはいない。死体すらない。
しかも外では一切騒ぎになっておらず、ニュースにもSNSにも出ていない。
どうやらその船は、地球の観測や衛星にも簡単には引っかからないらしい。
若干中二病気味の主人公は、誰にも相談せず一人で宇宙船を弄り始める。
やがて船内の通信機能を起動することに成功するが、なぜか驚いたのは宇宙人側だった。
慌てて呼び出した頭の切れる幼馴染と共にログを解析した結果、二人はとんでもない事実に辿り着く。
この船は、地球を「無人の辺境惑星」だと思い込んでいた異星文明によって、証拠隠滅のために廃棄された観測船だったのだ。
しかも通信相手は、本国の軍や政府ではなく、
「やべえ、捨てたはずの証拠品から通信が来た」と一人で青ざめているポンコツ担当者本人。
主人公と幼馴染は、その弱みにつけ込み、船体の補修部品や操作コードを要求。
地球の庭で異星文明相手の秘密交渉を始めることになる。
これは、庭に落ちていた宇宙船を拾った男子大学生と、その幼馴染が、
誰にも知られないまま船を修理し、宇宙へ手を伸ばしていく物語。