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両親の大嫌いな祖母と同じ髪と瞳の色をして生まれてきた伯爵家長女トリシヤ。彼女は日々家族たちに言い様に使われ蔑まれながら、絶望を抱えて生きていた。そんなある日、誰からも愛される”天使”のような妹マデリーンをはじめ伯爵家の者達に災いが降りかかる。”妖精の悪戯”と呼ばれる奇妙な現象が・・・なお話。避けようのない不条理がざまあされる側にも起ればいいなぁという思いは込めました。恋愛要素は後半ちょっとです。※6/5-誤字報告ありがとうございました。一部修正しました。※色々反応いただけて嬉しいです。ありがとうございます。
あたしはアリス。可愛いアリス。お母様に愛される、伯爵家の末の子。 可哀想なあたしは生まれてすぐ攫われて、最近やっとお母様に見付けられて伯爵家へ帰ってきた。伯爵家にはソニアベルお姉様がいて、あたしがいない間はお母様を独り占めにしていたみたい。だけどあたしが帰ってきたから、お母様はあたしに夢中。お姉様なんて、お母様の視界にすら入らない! なのに悔しそうにしないお姉様は、自分の立場がわかっていないみたい。親切なあたしは、お姉様にちゃんと教えてあげる事にした。お姉様は、これっぽっちもお母様に愛されていないんだって! 誕生日を忘れられ、お祝いもされない可哀想なお姉様に、ちゃんと教えてあげるの! だけど事実を教えられたのは、あたしの方だった。