あらすじ
建築構造設計者、間島。彼の仕事は、建物の骨格を設計して、地震から人々の命を守ることだ。
しかし、彼が担当した最新ビルは、落成記念式の最中に無残にも「ねじ切られ」崩壊した。
瓦礫の下で家族を失い、死を覚悟した間島。だが目を覚ますと、そこは三年前――設計作業の真っ只中である深夜の事務所だった。
利益優先のコンサルタント、繰り返される理不尽な設計変更。かつて屈した「絶望の納期」が再び迫る。
だが、未来の崩落を知る間島はもう、ただの処理機械ではない。
「悪魔でも何でも、捻じ伏せてやる」
法規の裏側に、未曾有の揺れに耐えうる「真の骨格」を仕込む。これは一人の技術者が、知識とプライドを武器に未来を再計算(リ・デザイン)する物語。