あらすじ
VRMMOをプレイ中、ログアウト不能のまま意識を失った主人公は、異世界の草原で目を覚ます。
そこは、かつて遊んでいたはずのゲームと酷似した世界だった。
だが、ステータスを確認した彼は異変に気づく――名前欄が、空白だった。
自分の過去や記憶はあるのに、「自分が誰か」だけが思い出せない。
レベルは1、特別なスキルも不明。
この世界で生きるには、あまりにも心許ない条件だった。
やがて主人公は知る。
名前を持たない存在は、この世界では“例外”であり、
世界のルールから微妙に外れた存在だということを。
名を失った代償は大きい。
だが同時に、それは誰にも縛られない可能性でもあった。
これは、ログアウト不能の異世界で、
名前を持たない一人のプレイヤーが、
自分が何者なのかを探しながら生き抜いていく物語。