あらすじ
「フロートゼ魔法学院」
そこは、火を灯し、風を起こし、水を温める。
そんな「生活に役立つ魔法」しか存在しない、少し地味な魔法学院。
文学少年のジュダ・クロウは、昼休みの四十分間を第二図書室で過ごすことを日課としていた。
誰もいない静かな空間で本を読み、何も起こらない時間を楽しむために。
しかしある日、そこへクラスのヒエラルキートップのダウナーギャル、ククリ・カナリーが現れる。
交わるはずのなかった二人は、言葉少なに同じ時間を共有するようになる。
これは、何も起きないはずの昼休みの中で、確かに始まった恋の記録。
フロートゼ魔法学院の、最も静かな恋愛簿。