あらすじ
“天才帝国”と呼ばれるアルティア帝国。その末っ子として生まれたセルリア・アルティアは、青い髪と瞳を持つ小さな姫だった。
この国では、女性は家を守り夫に尽くすことが求められ、魔術を扱う女性はほとんど存在しない。
しかし、生まれたばかりのセルリアは、赤子のはずなのに兄の見せた魔術の流れを“正しく理解した目”で見つめていた。
セルリアは成長するにつれ、その才能を隠しきれなくなっていく。
魔術を語る時だけは落ち着きがなくなり、書庫にこもっては魔法陣を描き、魔術には目がなかった。
常識に縛られない天才姫。
世界の理を揺るがす異端の才能を持つ少女は、やがて敵と戦いながら、誰も到達したことのない魔術の深淵へと踏み込んでいく。