あらすじ
十五歳で授かる職業が、人生を決める世界。
冒険者を夢見て神殿に立った俺が得たのは、
戦闘能力を一切持たない最弱職――《記録係》。
魔物を倒せず、仲間を守れず、
ただ戦場を「記録する」だけの無意味なスキル。
当然、パーティには入れない。
当然、誰からも期待されない。
それでも俺は、後ろから戦いを見続けた。
誰が何をして、どこで失敗し、なぜ崩れたのか。
やがて気づく。
この世界は、強さを「派手さ」でしか測っていない。
《記録係》は戦えない。
だが、戦場を最も正確に理解しているのは――俺だった。
これは、
役に立たないと言われた職業が、世界の歪みを暴いていく物語。