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つむぎの民俗学レポート第3弾 逆流の雛流し
大学のロゴ入りボールペンと、怪しげな図解で埋まったフィールドノート。それが彼女の武器。 民俗学徒の井戸紬にとって、外界から隔絶された集落は「事件現場」ではなく「聖域(フィールド)」だ。 彼氏の九条道成に連れられて訪れたのは、地図から消えかかったような古びた村。 そこには「三が日は掃除をしてはいけない」「節分の夜は一言も喋ってはならない」といった、現代社会では『究極の縛りプレイ』に等しい奇妙な禁忌が息づいていた。 雪崩によって閉ざされた密室、消えた家宝の鏡餅、そして意思を持って動き出す藁人形……。 村人が「祟り」と恐れる現象を、紬はキラキラと目を輝かせながら独自の民俗学的視点でブチ壊していく! 「これは祟りではありません。伝統に対する、あまりにも人間臭い『執着』です!」 振り回される恋人・道成と、最新鋭ドローンを操る分家の娘、そして耳の後ろに鱗を持つ謎の使用人。 呪いとテクノロジー、そして狂気的な学術欲が交差する、新感覚の民俗学ミステリー、ここに開幕!