あらすじ
母は、シンクロ率百で氷像になった。
この世界では、氷の妖精と契約した少女だけが、氷上で奇跡を起こせる。
九十で観客を魅了し、九十五で身体が凍り始め、
そして――百で完全停止。
それは栄誉であり、敗北であり、二度と戻らない終わり。
母の背中を追い、わたしも契約した。
凍るとわかっていても、あの景色を知りたいから。
やがて現れたのは、敵国の天才少女リリア。
圧倒的な才能と、百に最も近い存在。
国家の威信をかけた氷上戦争。
勝てば伝説、届けば凍結。
それでも、彼女と舞いたいと思ってしまった。
百は、死か。
それとも、好きの証明か。
凍る世界で少女たちが選ぶのは、
永遠か、ぬくもりか。
これは、百で終わる恋の物語。