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天才魔術師リリア・アルベルタには、たったひとつの欠点がある。 ――人と喋れないのだ。 人前に立つと、頭が真っ白になり、言葉が霧のように消える。 そのかわりに、彼女は誰よりも黙って努力し、詠唱を必要としない「無詠唱魔術」を極めてしまった。 沈黙を貫く天才少女、〈沈黙の魔女〉。 そんな彼女に、王国から極秘任務が下る。 ――王立学園に潜入し、第二王子を正体を隠して護衛せよ。 豪華な学園、貴族の子女、社交の嵐。 喋れないリリアの胃は、早くもキリキリである。 だが――彼女の沈黙は、誰よりも強い魔法だった。