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三年前に事故で死んだ妹から、突然スマホに通知が届く。 最初は「にいちゃん」と一言だけ。 だが次第に、妹は主人公の行動を正確に言い当て、ついには“部屋の中”の写真まで送りつけてくるようになる。 そしてある夜、妹から通話がかかってくる。 スピーカーから聞こえたのは、 「……にいちゃんの顔、どこにあるの?」 届いた写真には、主人公のすぐ後ろで“顔の皮をめくり上げる妹”の姿が写っていて── 亡き妹から届き続ける通知は、一体何を求めているのか。 恐怖がじわじわ迫るスマホ怪談短編。
主人公の廉は、上京して激安アパート「ひかり荘」に住み始める。 だが住人たちは決まってこう噂した。 「101号室に明かりが点いた夜は、誰かが死ぬ」 空室のはずの101号室で、ある晩、本当に電気が点いた。 翌日、住人の一人が事故死。 廉は偶然だと思おうとするが、再び101号室の明かり、また一人の死。 不安を抱えながら部屋に戻ると── 自分の部屋からは、荷物も、生活の痕跡も、“存在の影”さえも消えていた。 鏡を覗き込む廉の視界に、何も映らない。 その瞬間、101号室のドアがゆっくりと開き、中から白い影が囁く。 「今日も見送りに来たの?」 彼は思い出す。 自分こそ、101号室で死んだ“見送りの亡霊”だったことを。