あらすじ
王都の舞踏会で、侯爵令嬢セレナは王太子から公衆の面前で婚約を破棄された。
「冷たい女」と嘲られ、家を追われた彼女の手に届いたのは、
北方の辺境伯エリアスからの一通の招待状――。
辿り着いた先は、古文書が眠る静かな書庫。
無口で不器用な領主と共に、封印された記録を整理していくうちに、
セレナは王国の“歴史の嘘”に触れてしまう。
追手に狙われながらも、彼女は真実を選ぶ。
そして冷たいはずの辺境伯の瞳に、
いつしか炎のような温もりが宿っていく――。
婚約破棄から始まるのは、復讐でも涙でもなく、
「誇りと愛を取り戻す再生の物語」。
静かな知性と情熱が交錯する、王国恋愛譚。