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運び屋として紹介された初仕事は、いつも港から始まる。 「女のガキだ」──少女を運ぶ、つまり送迎だった。 補佐兼、監視役としてだろう、男女2名が同行する。 幾つかの中継地点を経由して、少女を終着地へ。 無事に送り届け、依頼人に報告するため事務所に戻る。 そこで、養父の倉治と電話口で会話する。 そして──銃声だ。 次の瞬間、港の朝に戻っていた。 「何だこれは⋯⋯バグ、か?」 それが親の居ないミャンマーハーフ(暫定)が、拙い知識から導き出した答えだった。 ──再配達が始まった。