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「兄ちゃんの分際で僕の世話の手を抜いている」 中学受験に忙しい兄に、最近あまり構ってもらえなくなった弟。 苛立ちを抱えた弟は、わざと大泣きをして兄を公園に連れ出すことに成功した――。 夕立のあと、水溜まりのきらめきの中でぶつけた言葉は、幼さゆえの残酷さだった。 それでも、夕暮れに響くひぐらしの声の下で――二人の間に確かに残るものがあった。