あらすじ
名門サージス魔法学園を卒業したシリウス・フォンド・パリストン。
しかし一縷の希望であった片思いのメリッサに振られ、彼は絶望の末、時計台から身を投げた。
「全てに……さよならだ」
――だが、死んだはずの彼は『臨界』という白と黒の世界で目を覚ます。
そこに居たのは、白銀の髪をした小さな男の子だった。
『僕がシリウスだよ』
今いる自分は本当のシリウスではない、十二年前に誘拐され殺された少年――「ジェイド」の魂だったのだ。
12年前、禁断の秘術により、死んだシリウスの肉体にジェイドの魂を押し込められたうえに、記憶も共に受け継がれ、シリウスとして偽りの人生を生きてきたのだ。
調整者は言う。
「十二年前へ回帰し、本来の人生を生き直せ」
ジェイドは、12年前の死ぬ直前に回帰する。ジェイドはシリウス時代の魔法知識でなんとか逃げ延び、魔法特殊任務部隊に保護される。
そんななか、とある特殊部隊の一人の成人男性と出会い、関わっていくことで、ジェイドの人生が変わっていく。
家族愛とトラウマと悲劇が織りなす人間ドラマです。