あらすじ
【あらすじ】
「……わたくし、芋の精霊ではありませんわ。神託の乙女ですのよ!」
岡山県瀬戸内市、牛窓(うしまど)。
実家のオリーブ園を継いだ青年・**五味慎二(ごみ しんじ)**は、ある嵐の夜、浜辺に打ち上げられた謎の美女・**凛花(りんか)**を助ける。
豪華なドレスを纏い、宝石のように美しい彼女だったが――なんと、自分の名前すら忘れた「記憶喪失」だった!
おまけに彼女が口にするのは、「牛鬼(うしおに)の再臨」や「海に沈んだ古代の鍵」といった、地元に伝わる古い伝説ばかり。
行くあてのない彼女を、親父の形見の「芋ジャージ」を着せて作業小屋に住まわせることになった慎二だが、二人の前に、黒塗りのSUVを操る謎の武装組織が現れる。
彼らの狙いは、凛花が持つ『真珠の指輪』。
それは、瀬戸内海に眠る強大な古の力を解き放つための、世界に一つだけの「鍵」だった。
なぜかその鍵に選ばれ、右手に不思議な紋章が浮かび上がった慎二は、凛花と共に岡山各地の伝説の地を巡る「逃避行」兼「謎解き」の旅に出ることに。
* 倉敷美観地区に隠された暗号。
* 瀬戸大橋を舞台にした時速200キロの軽トラ・カーチェイス。
* 桃太郎伝説の裏に隠された、驚愕の真実。
果たして、慎二は岡山の平和と、ちょっと高飛車で世間知らずな女神の笑顔を守り抜けるのか?
オリーブの香りと潮風に包まれた、最高にスリリングで少し甘い、ご当地ミステリーファンタジー、開幕!