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主人公には、人の“兆し”が見える。 それはオーラのようなもので、 強く歪んだそれを持つ者は、やがて死に至る。 最初は偶然だった。 兆しをまとった人間が事故で命を落とす場面を目撃し、 主人公は自分の力を疑いながらも、 「救えるのではないか」と考え始める。 やがて、明確な死の兆候を持つ人々と出会い、 警告し、行動するようになる主人公。 しかしその行為は、周囲からは理解されず、 善意は疑念へと変わっていく。 救おうとすることは、本当に正しいのか。 救われた先にある人生は、幸福なのか。 そして“死ぬはずだった運命”を変えることは、 誰のための行為なのか。 主人公は、 正義と正義が衝突する場所で、 自分の行動の意味を問われることになる。 これは、 善意が必ずしも救いにならない世界で、 それでも人は手を伸ばしてしまう理由を描いた物語である。
若き光からは盲目を___ 猛き光からは沈黙を___ 真なる導きを持つ神は、全ての心に巣くう希望となった。 希望とは、終わらぬ試練である。 その中で唯一、自らの名を概念と共に捨て去り、自由を手にした神がいた。 彼女は名前を持てない。 しかし、失ったのはただそれだけだった。 彼女の持つ力は、設定されていたものとしては遥かに全てを凌駕する。 だがしかし、本来の決まりにおいて、力はごく一部の、それも決められた力しかふるうことは無い。 そして、何処にも存在し、何処に姿を現すことのない神がいる。 その名称は、「正神」