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藤が年中咲き狂う藤京では、『天誅屋小町』が話題となっていた。人の知らない過去の罪を数え上げ、地獄の門を開いて、生きながらに地獄巡りをさせるのだと言う。 一方、新聞社に籍を置く冬密は社内が盛り上がっているのに、普通ではない妻の元へ帰ることばかり考えていた。 彼の妻は、人の不幸を食べる特殊性癖がある。 彼は最早、世の中のことなど興味を失くしている。 しかし、人ではない妻が、天誅屋小町出現の鍵を握っていた。