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毎晩0時、「更新の鐘」が鳴るたびに世界は少しだけ書き換えられる。 公爵令嬢ユルナが愛するのは、第一王子セルヴァン。けれど更新が入るたび、殿下は彼女との記憶と関係性をリセットされ、「初対面の令嬢」「政略上だけの婚約者」「冷酷に婚約破棄を告げる王子」として、何度も姿を変えていく。 忘れられるのは、いつもユルナだけ。 積み重ねた時間も、恋も、名前の呼び方さえ、更新一つでなかったことにされてしまう理不尽な世界で、それでも彼女は── 「設定が何度書き換わっても、わたしは何度でも、あなたに恋をします」 そんなある日、王城の書庫でユルナは一冊の本を見つける。 表紙に記されていたのは、この世界そのものをなぞる物語のタイトルと、白紙のままの『最終話』。 そしてそこには、前世で彼女を救えなかった幼馴染の“手書きの文字”が残されていて──。 更新の度に王子様に忘れられる令嬢が、自分の手で物語のラストを書き換える、一話完結シリアス寄り→甘々締めの異世界恋愛。
この世界では、人の価値は生まれた瞬間に決まる。 階位を持たない者――無階位は、人として扱われない。 名前も、未来も、権利もない。 あるのは、危険作業と使い捨ての役割だけ。 無階位として生きてきた少年レイも、 ただ「生き延びる」ことだけを考えていた。 だが、 誰もやらない仕事 失敗前提で押し付けられる仕事 評価も記録もされない仕事を引き受け続けるうちに、 世界の歯車が、少しずつ狂い始める。 価値がないと切り捨てられた行動ほど、 なぜか――彼だけが生き残る。 これは、 正面から成り上がらず、 世界の「裏側」から序列を壊していく物語。 無階位のまま、名もなく。 だが確実に、世界を変えていく。