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『アリン嬢は……なんだ。きっといつかエルマールを助けてくれる』 両親を事故で失ったエルマール・フロックハート伯爵令息は、物心つく以前からアリン・ギレット男爵令嬢が婚約者だった。エルマールはアリンを気に入っていたが、何故両親が家格の劣る男爵令嬢をフロックハート伯爵家の嫡男たる自分の婚約者にしたか、理由を知りたく思ったのだ。両親とともに家の勢いを失ってしまった今こそ、有力貴族家から婚約者を迎えるという考え方もあったから。お茶会の際、アリンに直接聞いてみた。