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深海に落ちた「俺」 腹と違和感を抱えたまま、生き延びようとしている。 息や時間の感覚は曖昧になり、身体の感覚だけが、判断の基準になっていく。 漂う中で、「俺」は深海には存在しないはずのもの―― 微光するクラゲに照らされた、花畑のような場所に辿り着く。 なぜそれを花と認識できるのか、自分でも分からない。 花畑の中には、ひとつだけ、異質な匂いを放つ存在がある。 それは空腹を刺激し、生き延びたいという衝動そのものに触れてくる。 「俺」は、その一点へ向かう。 そこに待つものが救いなのか、破滅なのかも分からないまま。