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※ヒロインは「第5部 拾い物」から登場します。 いつのまにか泥の底を這いずり生きるゲル状生物になっていた。 コミカルな印象はなく、濁った泥の中を腐肉を食らいながら生きる粘液状の生物に。 救われない姿。 けれど、底辺を這いずることに関してはあまり抵抗がなかった。むしろこうなってしまえばモラルも体面もないし自分以外との煩わしい関係もない。 ただ食らい、ただ生きる。他のことに腐心する必要がないことに自由を感じていた。 決して救えない生き物として生きるゲイル。濁った生涯の先に、彼が救われる日までの物語。 本作を60-90分映像化して続編に続けると良い感じになりそうだと考えてみました。
深海で目覚めた〈私〉は、 空腹と本能に突き動かされながら、海底をさまよっていた。 やがて、花畑の中に **明らかに異質な「一つだけの存在」**を見つける。 それは花にしか見えない。 けれど、匂いとも力とも言えない何かが、 確かに〈私〉を呼んでいた。 導かれるように近づき、 一歩を踏み出した、その先で―― 世界は、形を変え始める。 深海を舞台にした、 正体不明の“呼び声”に触れる短編。 ※同一世界観の連作短編ですが、本作単体でも読めます。