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『ロバート教授の幻獣生態調査記録』は、幻獣生態学者ロバート・クロフト教授が各地で行った調査を、自身の研究日誌をもとにまとめた記録文学である。表向きには“魔法的現象”の調査報告という体裁を取りながら、本書が真に見つめているのは、その不可解な現象の背後で生きる幻獣たちの生態と、彼らを取り巻く土地の条件である。各章は一種の幻獣と一つの土地に焦点を当て、紀行文の静けさと野外研究の緊張感を併せ持つ。幻獣を神秘としてではなく生きものとして記述しようとした点で、本書は後年の幻獣研究史において特異な位置を占めている。
25世紀。宇宙からの外来微生物により地球は危機に瀕していた。迫りくる滅亡を回避するため人類は外宇宙に活路を見いだす。日本政府が白羽の矢を立てたのは地球から約70光年離れた惑星あさぎりだった。だが、この星にはいわくつきの過去があった。かつて大型移民船セドナ丸が謎の超巨大生物の映像を最後に遺し消息を絶っていたのだ。 探検隊のメンバーに抜擢された科学者やエンジニア、元傭兵に自衛官など、総勢157名の男女は謎に包まれたあさぎりへと旅立つ。長き航宙の末にたどり着いた彼らを待っていたのは、奇妙な生物に満ちあふれた生態系と、その上に神のごとく君臨する全長数百メートル規模の超巨大生物相だった。 果てしてセドナ丸に何が起きたのか。惑星あさぎりの生命に秘められた謎とは。そして、探検隊員たちはこの星で生存することができるのだろうか。