あらすじ
不細工だった。
前世では、それが世界のすべてだった。
身長158cm、体重80kgの肥満体型。
豚に似ていると笑われる顔。
女に触れるどころか、見上げることすら許されないような人生を送っていた桐生朔也は、事故のあと、男女比も美醜感覚も狂った世界へ放り込まれる。
そこでは、朔也のような男こそが希少で、極上の扱いだった。
美女たちは彼を欲しがり、性欲を向け、奪い合う。
そして朔也もまた、前の世界で押し殺し続けた欲望のまま、女たちの体を欲し、触れ、抱き、乱していく。
欲しがられる快感。
欲しがる快感。
前の世界では絶対に手に入らなかったものが、すべて手に入る。
……なのに、終わった後の虚しさ。
満たされるほど空っぽになっていく男。
ハーレムの中心で最低な欲に溺れながらも、自分が本当に欲しいものは何かを探していく。
これは、逆転世界で“王”になってしまった醜男の、性欲と罪と選択の物語。