あらすじ
東に『風』、西に『水』、南に『火』、北に『土』。
各方角の地域の大都市に四大元素を司る神殿があり、それぞれの力がバランスを保ち、世界の平和と均衡を維持する世界【セーリア】
各神殿に、その時その時代、その元素を最も上手く扱える人間は『賢者』の称号を得る。均衡を守り、神殿を守る役目を命じられた守護騎士がその位置にいる者だ。
第369代目火の元素神殿代表守護騎士、レイル・スプリッター、39歳。
彼はいい歳だった。
『火』の元素使いは『水』の元素使いに並び、短い期間で枯れるまで使い潰される事が多く、代表守護騎士は入れ替わりが激しい。そんな中、正耀暦《せいようれき》963年から約25年間、比較的穏やかな時代であったこともあり、数年で入れ替わるような事態はおきなかった。
逆に言えば、力が有り余ってあるせいで、その職を解かれることがなく、出会いもなく、時間だけがただただ過ぎていってしまった、ということになる。
基本、次代の代表守護騎士は先代から指名される。
その為、日々神殿の仕事に従事しながら跡継ぎを育てたりするものなのだが、レイルにはまだ、対象となる人物がいなかった。
師弟関係の様なものなのだが、代表守護騎士になる為の弟子には、審査が必要になる。その審査に携わる元老院からレイルに向かって放たれた言葉。
「流石におじさんじゃ不安ぢゃし、跡継ぎ探しも兼ねて身を固めてもいいんぢゃない?」
「あんたらのせいだろーーうがーーーぁ!!!!」
神殿には代理代表守護騎士を添え、僅かな暇《いとま》を貰うことになったレイルは愛馬フランメを駆り、神殿を後にする。
とりあえず、故郷の村に帰ってみたはいいものの……結局、守護騎士としての仕事は変わらず訪れ、出会う跡継ぎ候補に振り回され……様々な騒動に巻き込まれていく。
レイルは気付く……それは――。
自分の周りには馬以外異性がいないレイルの、跡継ぎ兼、ワンチャンあるかもな伴侶?探し……前途多難な四十路手前、最強の火の元素使いのおっさんは闘志を燃やす!
※あまりにタイトル長すぎなので速攻、ちょっとだけ変更させていただきました(変更日2026/3/29)
略して「おじ娘」でお願いします……っ!