あらすじ
三崎澪、28歳。地味で存在感が薄く、職場でも街でも“いないみたい”に扱われる事務職OL。
雨の夜、段ボールで震える黒猫を拾う。弱り切った捨て猫だと思ったその猫は、かつて祟り神として恐れられた猫又――黒夜だった。
力を失った黒夜は、守ろうとして無茶をして倒れ、そのたびに澪に看病され、撫でられ、甘やかされてしまう。
回復するにつれ現れるのは、無駄に整った顔と艶のある低音イケボを持つ“超絶イケメン”。それでも撫でられると理性が溶けるのは変わらない。
誰にも見られなかった女と、守れなくなった怪異。
これは、拾ったはずの猫又に“番い”の契約で結ばれ、夫婦になっていく物語。