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奇跡の力を使える人間を「イハ」と呼ぶ。 その力で国の防衛や災害を防いできた。 彼らは生まれた瞬間から隔離をされ、能力を向上するために日々励んでいる。 将来は5大都市の守護神になることを目標に。 そんな彼らは名前を付けてもらえず、番号で呼ばれる。 外の世界にはどんな自由があるのだろう?
かつて日本だった国は、国教《清心会》のもと「幸福度世界一」を誇る理想国家となった。 国民は生まれながらに番号を与えられ、個性も感情も平等のため消された。 清掃課職員・JPN-447392は、偶然見つけた一枚の紙切れをきっかけに、“名前”という失われた言葉に惹かれていく。 その些細な違和感が国家の幸福装置をわずかに揺らす——。 幸福とは何か。信仰とは、そして「人間らしさ」とは何か。 静かに狂った未来日本を描くブラックユーモア短編。