あらすじ
陰陽師の世界で「努力」が唯一のチート。
――霊力を“地道に上げる”だけで、神々を超えた。
転生したら、式神が空を飛び、陰陽師が国家を守る世界だった。
……なのに俺だけ、なぜか“RPGステータス画面”が見える。
周囲の陰陽師は、生まれつき霊力・血筋・才能に恵まれている。
対して俺はゼロから。
術式を唱えても、式神が爆散。霊符を描けば、紙が焦げる。
けれどある日、俺は気づく。
――「努力」でステータスが伸びるのは、俺だけだ。
一日中座禅をすれば、精神力+1。
一晩かけて結界を張れば、MP+5。
地道すぎて誰も真似しない努力を、俺は積み上げていく。
やがて、天を裂く神獣が襲来した夜。
陰陽寮の誰もが逃げ惑う中、俺はただ一人立ち上がる。
「ログ更新。霊力値、上限突破。」
努力の果てに“最強”へと至る陰陽ファンタジー、開幕。
登場人物(初期)
桜庭陽真(さくらば はるま)
前世では社畜プログラマー。転生後も“努力しかできない男”。
霊力ゼロの凡人だが、RPG式の「数値努力システム」を唯一扱える。
藤原蘭華(ふじわら らんか)
天才陰陽師令嬢。序盤は陽真を嘲笑うが、努力の結果を見て心を揺らす。
氷結式神〈雪鬼〉を操る。
小狐丸(こぎつねまる)
陽真の初式神。弱いが、唯一「数値成長」を共有できる存在。
安倍晴臣(あべ の はるおみ)
陰陽寮の頂点に立つ青年陰陽師。
“神に選ばれし者”として陽真と対立する。