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『POWER ON』――それは力、アイデンティティー、そして代償を描く、魂のファンタジー。 十一(ジューイチ)は、英雄でもなければ、生まれながらの戦士でもない。 見知らぬ異世界へと放り込まれた彼が知ったのは、己が「複数の属性を持つ竜」を宿す、あり得ざる器であるという事実だった。 その力は、王国を創り変えるほどに絶大。 彼の存在は世界の均衡を乱し、ある者は「救い」と崇め、ある者は「災厄」と恐れる。 目醒める古の軍勢、加速する紛争。 巨大すぎる力に直面した時、十一は何を選択するのか? ユーモア、情熱、そして手に汗握るハイファンタジーが融合した物語。 『POWER ON』は、一つの問いを突きつける――。 「真に力を手にするに相応しい者とは、一体誰か?」
戦うつもりはなかった。ましてや、王になるなんて。 ライ・ショウダはただ、自分の使命を果たし、両親が姿を消した地を訪れたかっただけだ。 だが、アフリカの山中で嵐に襲われたその夜、世界は崩れ落ち、 目を覚ました時には、見知らぬ海と森の広がる異世界に立っていた。 そこは《アラシア》と呼ばれる世界。 ライはそこで、日本語を話す一人の女性と出会う。 彼女はライの両親を知る人物であり、今では小さな村で“尊き来訪者”として語り継がれていた。 両親のように穏やかに生きようとするライ。 だが、この世界は優しくなかった。 貴族の支配と魔法の力がすべてを決める土地で、理性だけでは生き残れない。 彼はただ一つの武器 兵士としての論理と、家族から受け継いだ生き方 を頼りに戦う。 静かな傭兵として生きるはずだった男は、いつしか人々の希望となり、 種族の壁を越えて世界を変えていく。 そして気づけば、誰もが彼をこう呼んでいた。 「アラシア大陸の王」と。