あらすじ
守ると誓った相手が、倒さなければならない“神”になったとしたら――?
かつては仲間だった。
ユウイとウィンターは、共に鍛え、紅茶を飲みながら笑い合い、王国の平和を夢見ていた。
だが、その日常は突然崩れ去る。ウィンターが王国を裏切り、そして“それ”へと至ったからだ――死者の生命力を操る、血の魔へと。
崩壊寸前のアルキヤ王国。
人類最後の希望として、ユウイは立ち上がる。
命そのものから生まれる神聖な力を手に、彼女はウィンターとの最終決戦に挑む。
だが、彼を倒すということは、ただ力で打ち勝つことではない。
かつて“親友”と呼んだ少年の、歪んだ思想そのものを否定することを意味していた。
血の雨が空から降り注ぎ、世界が崩壊へと傾く中――
ユウイは、あの日、静かなバルコニーで彼が投げかけた問いに向き合う。
「善とは何か。悪とは何か。」
その答えは――すべてを失う代償になるかもしれない。