あらすじ
神々の眠る山《シリカナヌプリ》。
そこに封じられた亡者の群れが目を覚ましたとき、
カムルカの大地は黒き影に覆われた。
救援に訪れたのは、セレスタ王国の公爵、ヴァルデン公、カエリウス・セレスタ。
静けさの奥に真摯な情を宿す彼は、やがて“ノパシリの王”として
この地の宿命を背負うことになる。
彼と出会った巫女姫トゥイラは、
祈りと魔術の狭間で、彼に心を惹かれながらも、
国を守る巫女としての使命に揺れていた。
風が渡る草原、炎の祭壇、揺らぐ心。
戦と祈りの中で、二人はそれぞれの過去と向き合い、
祈りの奥にある、愛のかたちを見つけていく――。
力よりも、信じる心で結ばれた二人の、大人の恋と誓いの物語。
◇◇◇
注意書き
※本作は前作「聖女追放」「聖女追放スピンオフ―王弟は玉座を望む―」を読んでいなくても楽しめますが、両作のネタバレを一部含みます。
※本作には、性的な暴力を示唆する場面が一部ございます。ご留意のうえ、お読みください。