あらすじ
山間の辺境にある村では、
今日も鍋の湯気が立ちのぼっている。
王国の騎士団長ラオスは、
報告書からでは見えない現実と向き合わざる得ない羽目になる。
光る洞窟、草、キノコ…それから、鍋?
けれど、この村の基準は、食べられるか、否か。
老人は言う。
「この(光る)草は、足腰にええんじゃよ」
子供は笑う。
「きれーだねえ」
そして、大人は…。
「洞窟は光った。異常なし」
境界を越えず、誰とも戦わず、答えは「美味しいごはん」
これは、ただ美味しい鍋をみんなで囲む話。
追記:なお、鍋の火加減により温度差があるので、注意してお召し上がりください。
※本作は、出来事を視点・順序を変えて綴った連作です。
短編と被る部分もありますが、読み飛ばしても差し支えありません。