ページ:1(1件表示) / タグ一覧へ
「セレシア公爵令嬢との婚姻を直ちに破棄し、私はオフィーリア男爵令嬢と婚姻を結ぶ」 愛情はなくとも、敬愛はあった。彼に他に愛する女性が居ようとも、私たちは国を守るために力を尽くさねばならない。彼の私に対する氷のような心もいずれ溶けてゆくに違いない。そう、僅かに期待していたのだ。 ———セレシアは王妃となるために育てられた公爵令嬢。 しかし彼女と婚約者の間には愛などありはしなかった。 彼女の愛は美しく可憐な妖精王だけのもの。 妖精王の愛は愛らしく清廉な彼女だけのもの。