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スリー、ツー、ワン、ファイヤ。 衝撃波が空間を切り裂いた。大気が波打つほどの轟音が地響きとなって全方位に放たれる。 スペースシャトルは、全人類が見守る前で夜空を駆け上がっていく。美しい青い炎は垂直に機体を押し上げる。 だが、管制塔から見守る一人の青年だけは、青ざめていた。 飛行状態を表す、ありとあらゆる数値は不自然なほど理想の値に見えた。 「本当に……宇宙に溶けた……?」