あらすじ
享年三十五歳。営業職。彼女いない歴、三十五年。
残業帰りに階段から落ちて死んだ俺は、異世界に転生した。 職業は——勇者パーティーの回復役(神官)。
勇者アレン、女騎士セリア、魔法使いルナ、弓使いミーナ。 美女ばかりのパーティーに男一人——最高の転生先だと思った。
が、問題があった。
俺の回復魔法が——弱すぎる。 このままでは、魔王を倒せない。
「最強の回復魔法『女神の抱擁』を使うには……女性の体が必要らしいわ」 「女体化魔法で、ケンイチを女にしましょう」
——は?
世界を救うためには、大事なものを捨てるしかなかった。
三十五年間、共にあった俺の——股間が。
「ミーナ、押さえて」 「はーい!」 「男らしく——女になる覚悟を決めなさい!」 「何その矛盾したセリフ!!」
無理矢理、女体化魔法をかけられた。
気づけば——俺は女になっていた。
男を捨てた。世界のために。
そして地獄が始まった。
全裸で体のチェック。 三人がかりで押さえつけられて下着を付けられる。 お風呂は当然——みんなで一緒。
「乳首立ってきたよ?」 「見ないでください!!」 「だって目の前にあるし」 「あるって言わないで!!」
女性陣はノリノリ。 俺は悲鳴を上げっぱなし。
これは——大事なものと引き換えに世界を救う、一人の男(元)の物語。
心は男なのに、女として扱われる毎日が始まる——!