あらすじ
砂時計の砂は巻き戻る。砂時計の砂が突然消滅することはない。
いつもいつでもどんな時でも砂時計の砂は無くならない。
一度ひっくり返されれば動き出す。
それは世のことわり
無常を訴えるこの儚い世において、たったそれだけが消え失せることのない真理。
砂時計の砂はいつしか神と呼ばれ、崇められ祭られそして糾弾され、そして崇められ、ついには忘れ去られた。忘却の彼方で煙をふかす神々の表情を誰が想像できよう。
全ては砂時計の砂
神と呼ばれた砂はいつかは人と呼ばれ、そしていつかは神話の登場人物へと変化する。僕らには関係のない大地との関係を感じて、僕らは何を思うのだ。その感情も、幾度となく砂時計がひっくり返された後に忘れられずに残っているものなのだろうか。
神の時代は過ぎた、今は人の時代だ
そしていつかは別の何かの、そのまた何かの時代へ
それでもこれだけは変わらない
砂時計の砂は突然消え失せたりなどしない