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年度末の書類整理を任された事務員の柏木葵は、書庫の奥でひとつだけ異様に古い段ボール箱を見つける。 中に入っていたのは、昭和三十年代の墨文字で書かれた「水の魔石の研究報告書」と、青く冷たい石――水の魔石そのものだった。 なぜ異世界の魔石が、昭和の日本で研究されていたのか。 研究者は“何を知っていた”のか。 日常の中にふと差し込む異世界の気配を描いた、静かで幻想的な短編です。