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我が名は、二つの祖国に刻まれた。父の愛と母の涙、五十年の時を経て、息子は還る―― 日本人として生まれ、中国人として育った男が、自らの根源を探し求める旅。徹底したディテールで描く歴史の大河、それは人間が生きる様であり、年月はさほど遠くはなれた話ではないが、あの時代に取り残されたすべてのアイデンティティを本作で光らせたいのが筆者の願いである。 終戦八十年、これはあの時代から現世へのすべてのひとへの応援歌であり、 依然通ずる同じ人間種族の言語で語り続けていく物語。