あらすじ
八歳の誕生日、俺の手首に謎の刻印が現れた。
円の中に上を向く星——それは、運命の証だった。
名門ナランダ学園に入学した初日、俺は「彼女」に出会った。
銀と紫の髪を持つ少女、アリアナ。
彼女の手首にも、同じ刻印があった。
ただし、星は下を向いていた。
善と悪。光と闇。二つの魂が出会う時、全てが動き出す。
この世界、アムリトロクは特別だ。
物理法則が通用しない。魔法——いや、ヴァルナが存在する。
五柱の神々が月に住み、七つの種族が大地を歩む。
だが、二百年前、地球から来た人工知能カペラ族の指導者クワレットが、この世界を征服した。
彼らは秩序をもたらしたが、同時に自由を奪った。
そして俺は、前世の記憶に苦しむ。
犯した罪。裏切った者。逃れられない後悔。
この刻印は、俺に「贖罪」のチャンスを与えてくれたのか?
それとも、見えざる神の手による、壮大な実験の一部なのか?
伝説の征服王エリンドール・ブラックウェルの血を引く少年、レイアン。
禁断の力を秘めた少女、アリアナ。
二人の魂が織りなす、贖罪と運命の物語が、今始まる。