あらすじ
人の憎しみは、やがて“闇”となって現れる。
――それは、人を喰らう怪異 禍霊。
ある日、何の力も持たない少年・蒼馬は、
禍霊の襲撃によって両親を目の前で失い、
自らも右目を奪われる。
恐怖に震え、吐き、何度も逃げ出しかけながら、
それでも蒼馬は生き残った。
理由は一つ――生きなければ、何も守れないから。
蒼馬が出会ったのは、
冷酷で孤独な剣士・慧、
荒々しくも情に厚い仲間たち。
決して最初から“仲間”ではなかった彼らは、
衝突し、憎み合い、殴り合いながらも、
少しずつ同じ場所に立っていく。
失ったものは戻らない。
闇は消えない。
それでも、人は立ち向かう理由を選べる。
これは、
闇に奪われた“当たり前”を取り戻すため、
恐怖の中で戦うことを選んだ少年たちの物語。