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高校一年生の秋のこと。近くの公園で早朝ランニングをしていたら、クラスメイトの雛野さんに出会った。どうやら彼女も今日から早朝ランニングにチャレンジするらしい。僕達は毎朝ここで出会い、走りながら数分間雑談する。学校では話をせず、この瞬間だけの秘密の関係。それは気付いたら僕の中で大切な時間になっていた。 カクヨムにも投稿。
あの一件から二ヶ月。 美少女になってしまった元男子高校生・中村直人の生活は、ようやく落ち着いた……はずだった。 けれど、周囲の視線も、クラスの空気も、そして所属する現代文学研究会の雰囲気も、どこか少しだけ変わったまま戻らない。 誰も悪くない。 大きなトラブルがあったわけでもない。 それでも、一度変わってしまった空気は、元には戻らなくて―― そんな中でも、直人は変わらず誰かに手を差し伸べてしまう。 それが自分に何をもたらすのかも、よく分からないまま。 これは、「優しさ」と「居場所」をめぐる、少しだけ静かな物語。