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感情を表に出すのが苦手な少女・白崎凛と、無口で不器用な少年・瀬川悠。 ふたりは音楽をきっかけに少しずつ心を通わせていく。 ギターとピアノ、言葉の代わりに“音”で想いを伝え合う日々。 やがて恋が芽生えたその頃、悠は突然学校に来なくなる。 そして凛は、彼が重い病気と闘っていたことを知る。 病室で交わされた最後の言葉、そして彼が残した一通の手紙。 それは――「君へ、最後の音」。 未完成の旋律とともに終わった、ひとつの恋の物語。 静かで、痛くて、でも確かに温かい青春の記録。
マデレーテ皇国は小さな国で国王と王妃、その間に二人の王子と末っ子王女がいた。末っ子王女のヘーゼルはまだ幼いということと女だからということで住民たちと共に畑仕事に行く家族とは別で過ごしたせいか、少々我がままに育ってしまった。 そんなある日、ヘーゼル10歳の時、隣国のストラーダ帝国からの突然の侵略によってあっという間にマデレーテ皇国は攻め落とされた。父母と兄たち帝国によって捕らえられ、ヘーゼルは12歳になっていないことと、女だからという理由で拘束から免れ東の塔へと監禁されることとなった。 10歳のヘーゼルは侍女のガレッタと共に東の塔での生活を強いられる。 前編後編の全2話です。