あらすじ
現代の少女・早苗は、ある日ふとした瞬間に、
静かな渓谷の気配とともに、見知らぬ時代へと導かれる。
そこは、戦の影が迫りながらも、
水のきらめきと風の音が息づく、どこか懐かしい世界。
人々の祈りが支える小さな村。
揺らぐ政の気配。
迫りくる大きな時代のうねり。
早苗は“巫女”として迎えられ、
ただ一つの願い――「守りたい」という想いを胸に、
静かに、しかし確かに歩み始める。
戦の世であっても、美しさは消えない。
水面の光、竹筒の音、渓谷を渡る風。
そのすべてが、彼女の選ぶ道を照らしていく。
やがて早苗は知る。
小さな祈りが、大きな歴史を動かすことがあると。
これは、ひとりの少女が“時”と向き合い、
静かな強さで未来を紡いでいく物語。